Tourist Spot
ホンジュラスの観光地
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ホンジュラスの観光地
アベス公園のコンゴウインコ
Parque de Aves, Copán Ruinas, Copán
ホンジュラスには、植民地時代(コロニアル時代)の名残を感じる街並みや歴史的な建造物に加え、雄大な自然、そして先住民が大切に受け継いできた文化や伝統などが今も多く残っています。
その最大の魅力は、まだ観光地として過度に開発されていないことです。商業的な喧騒が少なく、穏やかな国民性と相まって、訪れる人はラテンアメリカ本来の素朴で温かい生活に触れることができます。
このページでは、そんなホンジュラスの代表的な観光地を紹介していきます。
ホンジュラス西部のコパン県、コパン・ルイナス市にある世界遺産「コパン遺跡(Ruinas de Copán)」。かつてグアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス西部一帯で栄えたマヤ文明の重要な遺跡であり、ホンジュラスの歴史とアイデンティティを象徴する存在です。
コパン・ルイナス市からグアテマラ国境までは車で20分ほどの距離にあり、グアテマラを訪れる観光客が併せて立ち寄ることも多くあります。
この地域には紀元前1400年頃から人々が暮らしていたとされますが、現在見られる遺跡群は5~9世紀に栄えたコパン王朝時代のものです。特に7世紀ごろに最盛期を迎え、当時の王たちの功績や儀式を記したマヤ文字の石碑や、精巧な彫刻群が高く評価されています。
発掘調査には日本の大学も長年関わっており、現在も一部地域で考古学的な研究や修復作業が続けられています。
コパン遺跡はホンジュラスが持つ歴史と文化の深さを今に伝える、大切な架け橋なのです。
コパン遺跡
Ruinas de Copán, Copán Ruinas, Copán
美しいビーチと透き通った海が広がるカリブ海の島、イスラス・デ・ラ・バイア県の県都「ロアタン島(Isla de Roatán)」。 特にアメリカからの観光客が多く、島民の多くがスペイン語と英語の両方を話します。ホンジュラスの通貨レンピーラでも支払いはできますが、米ドルが主流となっています。
この島は、世界で2番目に大きいサンゴ礁地帯「メソアメリカ・バリア・リーフ(Mesoamerican Barrier Reef)」の一部に含まれており、スキューバダイビングやシュノーケリングなどのマリンアクティビティが特に人気です。 また、ナマケモノが島のシンボルとして親しまれており、観光客向けのツアーも数多く開催されています。
ロアタンは国内外で最も有名な観光地のひとつであり、大型クルーズ船が寄港する島としても知られています。中心地を離れると、穏やかな島の生活が流れ、本土とはまた違ったゆったりとした時間を感じることができます。さらに、ガリフナ族やペチ族といった先住民族の文化も色濃く残っており、彼らが伝統的に作る薬草酒「ギフィティ(Gifiti)」も多くの場所で楽しめます。
ロアタン島から船で約1時間の場所には、「ウティラ島(Isla de Utila)」もあり、より落ち着いた雰囲気の中でホンジュラスの魅力を存分に味わうことができます。
ウエスト・エンドのビーチ
West End, Roatán, Islas de la Bahía
首都テグシガルパから車で約1時間半。コマヤグア県の県都「コマヤグア市(Comayagua)」は、植民地時代から1820年代までホンジュラスの首都として栄えた町です。現在もその歴史的な街並みが美しく残り、ホンジュラスの「古都」として知られています。コマヤグアという名は、先住民の言語で「水が豊かな荒野」を意味するといわれています。
交通の要衝としても重要で、ホンジュラスの2大都市テグシガルパやサン・ペドロ・スーラからのアクセスも良好です。近郊にはホンジュラスの主要国際空港のひとつ「パルメローラ国際空港」があり、観光やビジネスの拠点としても発展しています。
観光地として特に有名なのが、「コマヤグア大聖堂(Catedral de la Inmaculada Concepción)」です。17世紀に建てられたこの大聖堂は、ルネサンス様式とバロック様式を融合した荘厳な建築で、町のシンボル的存在となっています。内部にはアメリカ大陸最古とされる大時計があり、今でも実際に動いている貴重な文化財です。
また、町の中心には石畳の通りやカラフルな植民地風の建物が並び、週末の市場や聖週間(Semana Santa)の宗教行列などでは多くの人々で賑わいます。現在も静かで落ち着いた雰囲気が漂い、歴史と文化を感じながら散策できる町です。
コマヤグア大聖堂
Catedral de la Inmaculada Concepción, Comayagua, Comayagua
「天使の谷」という美しい意味を持つ、フランシスコ・モラサン県の町「バジェ・デ・アンヘレス市(Valle de Ángeles)」は、首都テグシガルパから車でわずか1時間ほどで訪れることができる、小さくも魅力あふれる観光地です。
植民地時代には鉱山の町として栄え、当時の面影を残す石畳の道やカラフルな家々が並ぶ街並みは、スペインの影響を色濃く受けています。首都からのアクセスが良く、週末の小旅行や日帰り観光の目的地としても人気があります。
街の中心部では、木工、陶芸、革細工、織物などの職人による手工芸品が販売されており、観光客はその場で職人の技を見ることもできます。穏やかな空気の中に、創造の息づく豊かさを感じることができます。 さらに近郊には、広大な雲霧林が広がる「ラ・ティグラ国立公園(Parque Nacional La Tigra)」があり、ピューマやオセロットなどの野生動物や豊かな植物が生息しています。
文化と自然、そして人の温もりが溶け合う、心安らぐ小さな町です。
ウ
W
ホンジュラス北部、アトランティダ県の県都「ラ・セイバ市(La Ceiba)」は、本土側のカリブ海観光の拠点として知られる、ホンジュラスの第三の都市です。首都テグシガルパからは車で約7時間、サンペドロ・スーラからは約4時間と少し距離がありますが、それでも多くの国内外の観光客が訪れます。
カリブ海に面した海岸線では、様々なマリンアクティビティを楽しむことができます。さらに、市の郊外を流れる「カングレハル川(Río Cangrejal)」は中米でも有数のホワイトウォーターの名所として知られ、スリル満点のラフティング体験を求めて多くの旅行者が訪れます。
また、ラ・セイバはガリフナ族(Garífuna)をはじめとするカリブ沿岸の文化的影響を強く受けた町でもあります。そのため、ガリフナ族発祥の音楽ジャンル「プンタ(Punta)」も、ラ・セイバではとても大切にされています。
毎年5月末に開催される「国際友好カーニバル(Gran Carnaval Internacional de la Amistad)」は、中米でも最大級のカーニバルのひとつです。色鮮やかなパレードと音楽が町を包み込み、屋台やコンサートでにぎわうこの時期は、1年の中でも最もラ・セイバが輝く季節です。海、自然、そして人の情熱が調和した、美しい海辺の町です。
ギジェルモ・アンダーソン海岸通り
Malecón Guillermo Anderson, La Ceiba Atlántida
スペイン語で「ありがとう」を意味する、ホンジュラス西部レンピーラ県の県都「グラシアス市(Gracias)」。この地域はもともとレンカ族(Lenca)のテリトリーであり、植民地時代にはスペイン人が統治の中心地としてきた歴史を持ちます。小さく素朴ながらも、昔ながらの街並みが残る“コロニアル都市”として知られる観光地のひとつです。
首都テグシガルパやサン・ペドロ・スーラからはどちらも車で約5時間ほどかかりますが、大型連休には国内観光客に加えて、グアテマラやエルサルバドルからの旅行者も多く訪れます。
碁盤の目状に設計された町の中心部には、歴史的なカトリック教会が4つ点在し、かつて周辺国との緊張が高まっていた時代に建てられた「サン・クリストバル要塞(Frente San Cristóbal)」もあります。さらに自然に囲まれた天然温泉や、ホンジュラス最高峰「セラケ山(Montaña Celaque)」など、歴史と自然の両方を楽しめるのがこの町の魅力です。
隣接する「ラ・カンパ市(La Campa)」には、高さ350mを誇る中米で最も高いジップライン「キャノピー・エクストレモ・ラ・カンパ(Canopy Extremo La Campa)」もあり、グラシアスとあわせて観光を楽しむ人も多く見られます。
先住民の伝統とコロニアルの歴史、そして豊かな自然が調和した、静かで深みのある町です。
サン・クリストバル要塞
Frente San Cristóbal, Gracias, Lempira