~これでホンジュラスマスター~
⑤長期滞在ルート
~これでホンジュラスマスター~
⑤長期滞在ルート
「長くホンジュラスに滞在してこの国をもっと知りたい!」
そんなあなたにおすすめのルートです。ホンジュラスの主要観光地をゆっくりと巡りながら、コロニアル都市やマヤ遺跡、そして美しいカリブ海までを幅広く楽しめるのがこのルートの特徴です。
旧首都コマヤグアからスタートし、コロニアル都市グラシアスを経て、コパン遺跡で知られるコパンルイナスへと向かいます。
その後はカリブ海沿いの主要観光地であるテラ、ラ・セイバ、ロアタンを巡り、海の魅力を存分に満喫します。最後は首都テグシガルパへ戻り、ホンジュラスの旅を締めくくります。
それでは、ルートの詳細を見ていきましょう!
モデルルートは、周遊に必要な最低限の日数で構成しています。
時間に余裕がある場合は、気になる場所や体験したいことに合わせて、自由にアレンジしてみてください。
今回のルートでは、ホンジュラスへ空路で入国することを想定しています。一方で陸路で入国する場合は、テグシガルパへ到着するバスが多く、そこからコマヤグアへはバスで約1時間半ほどでアクセスできます。
コマヤグアはスペイン統治時代、ホンジュラス州の首都として栄えた歴史を持ち、現在でも国内最大級のコロニアル都市として知られています。整然とした街並みには、当時の面影が色濃く残っています。
中央公園に面する大聖堂は町の象徴的な存在で、内部にはアメリカ大陸最古とされる時計が今も現役で動いています。外観だけでなく、内部も見学しながらその歴史を感じてみてください。
また町中には、コロニアル建築を活かした博物館や文化施設が点在しています。「Museo Comayagua y Arqueológico」では、この地域の歴史や考古学的な背景を知ることができ、理解を深めることができます。
コマヤグア大聖堂(Catedral de la Inmaculada Concepción, Comayagua)
コマヤグアからグラシアスまでは、バスで約4時間ほどです。ここで一気に移動しておくことで、次のコパンルイナスまでの移動を少し楽にすることができます。
グラシアスはレンピーラ県の県都であり、ホンジュラスでも特に歴史の古い町のひとつです。碁盤の目状に整備された街並みは周囲を山々に囲まれており、まるで自然の要塞のような地形に位置しています。
町の中には歴史ある4つのカトリック教会や、かつて外敵からの侵入を防ぐために築かれた要塞など、小さなエリアに多くの見どころが集まっています。さらにカフェやレストランも充実しており、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと町歩きを楽しむことができます。
移動の疲れなどもあると思うので、無理はせず、しっかり体力を回復しつつ観光を楽しみましょう。
サン・クリストバル要塞(Fuerte San Cristóbal, Gracias, Lempira)
グラシアスの隣町ラカンパは、小さな町ながら、あわせて訪れたい観光地のひとつです。車で約30分ほどでアクセスできます。
この町で特に有名なのが「Canopy Extremo La Campa」です。中米でも屈指の高さを誇るジップラインで、高さ300m以上の渓谷を6本のケーブルで滑り降りる、スリルと絶景の両方を楽しめる体験が魅力です。
またラカンパは、「レンカ陶芸」と呼ばれる伝統工芸でも知られています。落ち着いた色合いと、ろくろを使わずに作られる滑らかな質感が特徴で、お土産としても人気です。小ぶりで持ち運びやすいコップや器も多く、気軽に購入できるのも嬉しいポイントです。
ラカンパはコンパクトな町のため、半日ほどでゆっくりと観光することができます。午後はグラシアスへ戻り、町歩きの続きを楽しむのがおすすめです。
ジップライン(Canopy Extremo La Campa, La Campa. Lempira)
グラシアスはコロニアル都市として知られていますが、ホンジュラス最高峰を有する「セラケ山国立公園(Parque Nacional Celaque)」の町としても有名です。かつて国内最大の先住民族であったレンカ族が多く暮らしていた地域でもあり、豊かな自然と文化の両方を感じることができます。
山頂(約2,870m)まではガイド同行で2日間かけて登る必要がありますが、山中には難易度の異なるハイキングコースも整備されています。中米特有の雲霧林や常緑広葉樹林など、豊かな自然環境を楽しめるのが魅力です。
ハイキングの後は、天然温泉でゆっくりと体を休めるのもおすすめです。町の中心からモトタクシー(トゥクトゥク)で約15分の場所にあり、気軽にアクセスできます。最も温かいプールは約40℃と、歩き疲れた体を癒すのにぴったりです。
セラケ山国立立公園(Parque Nacional Celaque, Gracias, Lempira)
この日は少し長めの移動日となります。グラシアスからコパンルイナスまでは、地図上ではそれほど遠くないように見えますが、道路状況や時期によってはバスで5時間以上かかることもあります。
一般的には、グラシアスからサンタロサ・デ・コパンへ移動し、さらにエントラーダ・デ・コパンを経由してコパンルイナスへ向かうルートとなります。一方でサンタロサからは1日3本のみですが、「Transporte Casasola Express」が直行便も運行しており、こちらを利用するとよりスムーズに移動できます(2026年4月時点)。
小さなバスが多く、到着後は疲れも溜まりやすいため、無理のないスケジュールで過ごすのがおすすめです。市内中心部から車で約5分の「Parque de Aves」で、ゆったりとした時間を楽しみましょう。ここではホンジュラスの国鳥であり、マヤ文明でも神聖な存在とされていたグアカマヤ(コンゴウインコ)を間近で観察することができます。
2日目は、ユネスコの世界遺産にも登録されているマヤ文明の遺跡「コパン遺跡(Copán Ruinas)」を訪れます。市内中心部からは徒歩約15分ほどでアクセス可能です。モトタクシー(トゥクトゥク)を利用することもできますが、道中には小さな遺跡や彫刻も点在しているため、散策を兼ねて歩いて向かうのがおすすめです。
チケットは「遺跡入場のみ」と「遺跡+内部遺跡+彫刻博物館」のセットがあります。見ごたえのある彫刻博物館も含め、セットチケットの購入がおすすめです。
午後は町歩きを楽しみましょう。コパンはコーヒーやカカオの産地としても知られ、カフェやレストラン巡りも魅力のひとつです。また中央公園の近くにある博物館(Museo de Arqueología Maya)は日本の支援が大きく関わっている博物館です。夜遅くまで開館しているため、ぜひ足を運んでみてください。
コパン遺跡(Copán Ruinas, Copán)
この日も長距離の移動となります。コパンルイナスを出発したら、一度サンペドロスーラで乗り換え、カリブ海沿いの町テラへ向かいます。全体の移動時間は約7時間ほどです。
サンペドロスーラまでは、「Transporte Casasola Express」の直行バス(1日4本)を利用するとスムーズです。その後、同市のバスターミナルから「Transporte Cristina」の大型バスに乗り換え、テラへ向かいます。
道路状況は比較的良好ですが、連日の移動で疲れが溜まりやすいため、この日も無理のないスケジュールがおすすめです。到着後はホテルでひと息ついたあと、ビーチ沿いのレストランやバーでゆっくり過ごしてみてください。夕日を眺めながら、カリブ海らしい穏やかな時間を楽しむことができます。
テラのビーチ(Tela, Atlántida)
テラで一夜明けたら、カリブ海を存分に楽しみましょう!テラはカリブ海沿いの町の中でも比較的落ち着いた雰囲気で、黒人先住民ガリフナの文化が今も色濃く残る地域のひとつです。
プンタサル(Punta Sal)をはじめ、ボートでしかアクセスできないビーチも多く、特別感のある体験ができます。ビーチツアーやガリフナコミュニティ訪問、昼食などがセットになったツアーに参加するのが一般的です。
ツアーは事前にインターネットで予約するほか、現地の桟橋周辺で直接申し込むこともできます。またホンジュラスでは、Facebookなどでガイドを見つけ、WhatsAppで直接予約するスタイルがよく利用されています。
パブリックビーチでも十分綺麗です。(Tela, Atlántida)
9日目は、テラの町をゆっくり散策してみましょう。郊外にある「ランセンティージャ植物園(Jardín Botánico Lancetilla)」は、テラを代表する観光地のひとつです。国内最大級の植物園で、竹林と川が織りなす景観は見ごたえがあります。市内からはタクシーでのアクセスがおすすめです。
また規模は小さいですが、「テラマリン(Tela Marin)」という魚や爬虫類を展示する施設もあります。ホームセンターのペットコーナーくらいの大きさしかありませんが、丁寧に管理されており、無料で見学できるのも魅力です。
そのあとは桟橋付近の屋台でお土産を買ったり、ビーチを散策してみるのも楽しいでしょう。
ランセンティージャ植物園(Jardín Botánico Lancetilla, Tela, Atlántida)
HP: https://unacifor.edu.hn/jardinbotanicolancetilla/
この日も朝から移動です。テラと同じアトランティダ県にある県都ラセイバへ向かいます。「Transporte Cristina」の直行バスがテラのオフィスから出発しており、移動もスムーズです。約2時間ほどで到着します。大型バスなので比較的快適に移動ができます。
ラセイバは「カリブ観光の玄関口」とも呼ばれ、ロアタン島などを擁するバイア諸島県への中継地として知られています。かつてはフルーツ輸出の拠点として外資系企業が進出しており、その名残を今も見ることができます。市内には線路の跡が道路に残っていたり、「スウィンフォード公園(Parque Swinford)」には当時使用されていた蒸気機関車が展示されています。
ラセイバでは、次のロアタン島への移動に向けて、ゆっくりと準備を整えておきましょう。
スウィンフォード公園(Parque Swinford, La Ceiba, Atlántida)
ロアタン島まではラセイバから出発するフェリーを利用するのが一般的で、事前予約も可能なため、あらかじめ手配しておくのがスムーズで便利です。約1時間弱で島に到着します。
ロアタン島に到着したら、まずは中心地であるコクセンホール地区へ。クルーズ船の停泊港があり、寄港時には町全体がにぎやかな雰囲気に包まれます。また「Mayan Eden Eco Park」では、ナマケモノをはじめとした島の生き物を間近で観察することができます。
午後はタクシーでウエストエンド地区へ移動しましょう。ビーチでのんびり過ごしたり、お土産店を巡ったりと、思い思いの時間を楽しめます。宿泊もウエストエンド地区がコスパ的・立地的にもおすすめです。
マヤンエデン・エコパークのナマケモノ
(Mayan Eden Eco Park, Roatán, Islas de la Bahía)
ロアタン島には複数のプライベートアイランドがあり、特別感のある体験が楽しめます。中でもおすすめは、空港やフェリーターミナルよりも北にある「リトルフレンチ・キー・リゾート(Little French Key Resort)」です。
入島料はアクティビティや昼食込みで約100ドル(2025年12月時点)とやや高めですが、島内の物価を考えるとコストパフォーマンスは良好です。コンパクトな島ながら、カクテルバーやカヤック、シュノーケルのレンタル、飛び込み台など設備も充実しています。また無料の送迎サービスがあり、ウエストエンドからのアクセスも可能です。
夕方にはまたウエストエンド地区に戻ります。ウエストエンドは島内でも特にバーやクラブが多い場所で、昼間とは違う雰囲気の夜のカリブの町を楽しむことができます。
ロアタン島の中でも、特に水の透明度が高く、美しい夕日を楽しめる場所として知られているのが、ウエストエンドの隣に位置するウエストベイ地区です。ウエストエンドからは、ビーチ沿いを歩いて約30分ほどでアクセスできるほか、ウォータータクシーと呼ばれる小型船を利用して移動することもできます。
ウエストベイでは、船底がガラスになっており水中を観察できるグラスボートや、ジェットスキーのレンタル、シュノーケルツアーなど、さまざまなマリンアクティビティを存分に楽しめます。またビーチ沿いにはレストランも多く、思い思いのスタイルでカリブ海のリゾートを満喫できます。
特に夕方には、海に向かって沈んでいく美しい夕日が広がり、このエリアならではの絶景を楽しむことができます。ただしこのエリアは国内でも特に物価が高いため、やはり宿泊は比較的リーズナブルなウエストエンドにするのがおすすめです。
ウエストベイ地区(West Bey, Roatán, Islas de la Bahía)
出国に向けて、テグシガルパへ移動します。ロアタンからは、空港から首都テグシガルパのトンコンティン国際空港まで飛行機で移動するのが最もスムーズです。一方で、費用を抑えたい場合や時間に余裕がある場合は、フェリーでラ・セイバへ渡り、そこから「Transporte Cristina」の直行バスで首都へ向かうこともできます。ただし、移動には7時間以上かかるため注意が必要です。
テグシガルパ市内は治安面から徒歩での移動は推奨されていないため、Uberを利用することで効率よく、比較的安全に観光することができます。首都は博物館や歴史的な建物が多く、Uber利用で短時間でも充実した観光が可能です。
特に「Museo para la Identidad Nacional」や、航空機が展示されている「Museo del Aire Honduras」は人気のスポットで、ホンジュラスの歴史や文化への理解を深めることができます。また「Parque El Picacho」は、市内を一望できる高台にある代表的な観光地です。大きなキリスト像が町を見下ろし、動物園も併設されているため、景色とあわせて楽しむことができます。
エルピカチョ公園(Parque El Picacho, Tegucigalpa, Francisco Morazán)
テグシガルパからほど近い場所に、サンタルシアとバジェデアンヘレスという2つの小さな町があります。かつて鉱山の町として栄え、現在も当時の面影を残す街並みが魅力の、首都近郊の人気観光地です。
サンタルシアへはバスで約30分。小さなラグーナ(池)の周辺にはカフェやレストランが立ち並び、のんびりとした時間を過ごすことができます。展望台からは遠くにテグシガルパの街並みを望むこともできます。
バジェデアンヘレスは、サンタルシアからさらにバスで約30分。手工芸品の町として知られ、多くのお土産店が軒を連ねています。ホンジュラスらしいお土産を探すのにぴったりの場所です。
どちらもコンパクトな町のため、午前と午後に分けて巡るのがおすすめです。ただし翌日は出国日となるため、無理のないスケジュールで、早めにテグシガルパへ戻ってゆっくり過ごすのもよいでしょう。
サンタルシア(Santa Lucía, Francisco Morazán)
長かったホンジュラスでの旅もいよいよ大詰めです。
陸路で出国する際は、そのままテグシガルパから出発できる場合が多いです。また、トンコンティン国際空港からの飛行機を利用する場合も同様です。
一方で現在は、テグシガルパから車で約1時間半の場所にあるパルメローラ国際空港の利用が主流となっています。「Transporte Cinco Estrella」が両空港間を結ぶバスを運行しているため、こちらを利用するとスムーズに移動できます(2026年4月時点)。
事前に移動手段を確認し、時間に余裕を持って行動しましょう。最後まで、ホンジュラスの旅を楽しんでくださいね。
トンコンティン国際空港
(Aeropuerto Toncontín, Tegucigalpa, Francisco Morazán)
エスペランサ市
(La Esperanza, Intibucá)
コマヤグアとグラシアスの間にある町。レンカの文化今でも色濃く残り、多くの伝統工芸品で有名です。
サンタロサ・デ・コパン市
(Santa Rosa de Copán, Copán)
コパン県の県都。世界的にも有名な葉巻の名産地で、コロニアルな町中には多くの工房が点在しています。
ルナハグアル温泉
(Luna Jaguar spa aguas termales)
コパンルイナス市からさらに車で1時間ほど先にある温泉。マヤ文明を彷彿とさせる装飾が特徴です。
サンペドロスーラ市
(Ojojona, Francisco Morazán)
ホンジュラス第二の都市。バスの乗り換えの空き時間にさっくりと博物館や中央公園に行くのも面白いでしょう。
ピコボニート国立公園
(Parque Nacional Pico Bonito)
ラセイバにある国立公園。ラフティングの聖地として知られており、他にも様々なアクティビティが楽しめます。
ウティラ島
(Utila)
ロアタンからフェリーで1時間のところにある小さな島。物価も安く、ダイバーズパラダイスとして有名です。
トルヒージョ市
(Trujillo, Colón)
ラセイバからさらにバスで6時間。知る人ぞ知る、美しいビーチと温かい人々が暮らす、隠れたカリブ海の観光地です。
オホホナ市
(Ojojona, Francisco Morazán)
テグシガルパからバスで約1時間ちょっとで着く、カラフルな陶芸品で有名な小さな町です。
コマヤグアは国内での重要な交通の要所であり、多くの人や物が動く町です。特に都市間バスなども多く通る町なので、流しのバスなどには乗らず、直行バスなど利用するようにしましょう。
テグシガルパは治安の観点から、日中・短距離であっても徒歩移動はせず、Uberを利用した移動をしましょう。
首都のコマヤグエラ地区は特に治安の悪い場所として知られています。なるべく侵入しないようにし、もしバス停利用などで入るとしても徒歩移動は絶対に避け、細心の注意を払いましょう。
宿の予約は必ず周辺の治安状況や、ネットでの口コミなどを確認し、選ぶようにしましょう。
最新の治安情報を常にチェックしましょう。在ホンジュラス日本国大使館および外務省の「海外安全ホームページ」などから確認することができます。またタクシー運転手やホテルのフロントなど、地元の人の声を聴くのも大切です。
ロアタン島は外国人が多く集まる観光地のため、警備がしっかりしています。しかし、薬物やアルコール関連のトラブルが起こりやすい傾向にあると感じます。バーやクラブなどでは特に注意し、トラブルが起こりそうなら早めにその場を後にしましょう。