Getting Around Honduras
ホンジュラスの交通・移動手段
ホンジュラスの交通・移動手段
バスやタクシー、飛行機など、さまざまな交通手段がありますが、日本とは大きく異なる点も多く、安全面での注意も欠かせません。
この記事では、ホンジュラスの交通事情を分かりやすく解説し、旅行者が安全に移動するためのポイントをまとめています。
ホンジュラスは、残念ながら治安が良い国とは言えません。バスやタクシーでの強盗が発生することがあり、道路状況の悪さから交通事故も少なくありません。
そのため、「都市間の移動は日中に行うこと」、「信頼できる会社や人物の車・バスを利用すること」、「大都市では徒歩移動を避けること」が基本です。
バスはできるだけ直行便を選び、現金や貴重品は分散して携帯しましょう。乗車中も油断せず、常に周囲に注意を払うことが大切です。また、到着の遅れで日没後の移動にならないよう、余裕のあるスケジュールを心がけましょう。
テグシガルパとサンペドロスーラでは、現在Uberが利用可能です。これらの都市では流しのタクシーはリスクがあるため、UberやVIPタクシーを利用しましょう。
2026年5月執筆
ホンジュラス旅行では、移動手段としてバスを利用する場面が多くなります。国内のバスにはいくつか種類があり、大都市間を結ぶ大型バス、都市同士をつなぐマイクロバスやバン、小さな町を結ぶカミオネーター(チキンバス)やスクールバス、そして市内を周る周遊バスなどがあります。
一般的に、大型バスの方がセキュリティや運営体制が整っている傾向がありますが、すべてが安全とは限りません。事前に情報を調べ、信頼できる会社を選んで利用しましょう。
また、テグシガルパやサンペドロスーラ、ラセイバなどの大都市では、市内バスでの犯罪が発生しやすい傾向があります。これらの都市では、市内周遊バスの利用は避けましょう。
長距離都市間移動用の大型バス
首都発の長距離バスなどは専用のオフィスや発着場を持っていることが多いですが、基本的にはバスターミナルやバス停から乗車します。バスの正面に行き先が表示されているため、それを確認して乗りましょう。
バスターミナルでは、運転手や助手が呼び込みをしています。多くの場合、時間帯ごとに運行会社が分かれているため、過度な客引きは少なく、比較的スムーズに利用できます。また、目的のバスが分からない場合でも、別の会社のスタッフが案内してくれることもあります。
道端でバスを止めて乗車することも可能です。進行方向側の道に立ち、バスが来たら手を挙げて合図します。この方法は周遊バスや短〜中距離の移動でよく利用されます。
グラシアス市のバスターミナル。
バスの料金支払いは、大きく分けて2つの方法があります。乗車前に購入するか、乗車後に支払うかです。専用オフィスや大型ターミナル(サンペドロスーラなど)から出発する場合は、窓口で事前にチケットを購入できます。
一方、多くのバスはオフィスを持たず、バスターミナルや道沿いのバス停から乗車する場合は、乗車後に支払うのが一般的です。乗車時に整理券はなく、まず席に座ります。その後、助手が車内を回り、乗客から料金を集金します。「パサヘ(Pasaje)」や「ボレト(Boleto)」と声をかけられたら支払いの合図です。助手は乗客が乗ってきた地点を把握しているため、行き先を伝えて料金を支払います。
なお、支払いの際はできるだけ小額紙幣を用意しておきましょう。場所や時間によっては高額紙幣が使えないこともあり、特に短〜中距離バスでは200レンピーラや500レンピーラ紙幣が断られる場合もあります。
短距離移動のバン。緑色の服を来た人が助手で、彼が乗客の呼び込みや集金を行います。
終点で降りる場合は特に問題ありませんが、途中で降車するケースも多く、バス停のない場所で降りることもあります。
大型バスは基本的に降車場所が決められているため、目的地が近づいたら出口付近に移動し、運転手や助手に降りる意思を伝えましょう。アナウンスしてくれる場合もありますが、何も案内がないまま走行することも少なくありません。そのため、事前にGoogleマップなどをオフラインで使えるようにしておき、自分の位置を確認しながら移動するのがおすすめです。
一方、短〜中距離バスでは好きな場所で降りられることが多いです。料金支払い時に降車場所を伝えることもできますが、確実ではないため、目的地が近づいたら「バハ!(Baja)」と声をかけて停めてもらいましょう。
連休中は大型バスでもかなり混みます。
ホンジュラスのタクシーは、主に4種類に分けられます。流しの白色タクシー(以下:白タク)、Uberなどの配車型タクシー、モトタクシー(トゥクトゥク)、そしてバイクタクシーです。
注意点として、テグシガルパやサンペドロスーラなどの大都市では、白タクやモトタクシーといった流しのタクシーは、強盗などのリスクがあるため利用は避けましょう。これらの都市では、Uberや信頼できる配車サービスの利用が推奨されます。
また、バイクタクシーはUberから予約でき、料金も安いのが魅力的なのですが、ホンジュラスでは交通事故のリスクが非常に高く、道も綺麗に舗装されていない場所が多いため、利用は避けましょう。
この国で「モトタクシー」と呼ばれる乗り物は、一般的に3輪車であるトゥクトゥクを指します。
現在、ホンジュラスではテグシガルパとサンペドロスーラの2都市でUberが利用可能です(2026年4月時点)。これらの都市では、安全面を考慮し、白タクやモトタクシーではなく、Uberの利用が推奨されます。
Uberは、出発地・到着地の設定から支払いまで、すべてアプリ内で完結します。また、運転手の評価や乗車実績を事前に確認できるため、比較的安心して利用できるのが特徴です。
一方で、4人以上で乗車する場合、乗車を断られたり、追加料金を求められるケースもあるため注意が必要です。また、特に首都テグシガルパでは、15時頃から18時頃にかけて大規模な渋滞が発生します。この時間帯は料金が高騰しやすいため、時間に余裕を持った移動を心がけましょう。
首都ではどの時間でもそれなりのUberが走っており、どんな時間でも比較的容易に配車依頼をすることができます。
白タクは主に大きな町で走っており、白い車体の側面に黄色の番号ステッカーが貼られているのが特徴です。他の国と同じように、手を挙げたり、口笛で停めたりして乗車します。
乗車前に料金を確認しておくとスムーズに利用できます。地域ごとに大まかな相場があるため、ホテルの受付などで事前に聞いておくと参考になります。支払いは現金のみで、カード決済はできません。また、料金は1台ではなく1人あたりで計算されるのが一般的です。
なお、他の乗客と相乗りになることも多く、同じ方向に向かう他の乗客が乗ってくる場合があります。地域や時間帯によっては不安を感じることもあるため、その場合は利用を見送る判断も大切です。
一般的な白タク
モトタクシーは、いわゆるトゥクトゥクのことで、地方の小さな町や都市の郊外でよく利用されています。白タクと同じように、手を挙げたり、口笛で停めたりして乗車します。
乗車前に料金を確認しておくとスムーズです。白タクより安いことが多いですが、細かいお金を持っていない場合もあるため、あらかじめ小額紙幣を用意しておくと安心です。また白タクと同じように料金は1台ではなく1人あたりで計算されるのが一般的です。
また、相乗りになることも多く、同じ方向に向かう他の乗客が乗ってくる場合があります。通常は3人程度ですが、状況によってはそれ以上乗ることもあります。乗車人数が多すぎると転倒のリスクもあるため、不安を感じた場合は無理をせず、別の車両を利用するようにしましょう。
田舎でよく見かけるモトタクシー。
ホンジュラスの主な国際空港は、コマヤグア県の「パルメローラ空港」、サンペドロスーラの「ラモン・ビジェダ・モラレス空港(以下:サンペドロ空港)」、そして首都の「トンコンティン空港」です。
現在はパルメローラ空港に多くの国際便が発着しており、最も一般的に利用される空港となっています。一方、サンペドロ空港やトンコンティン空港は、国内線や中米近隣諸国への便が中心です。
また、ロアタン島の「ファン・マヌエル・ガルベス空港」では、国内線に加えてマイアミ行きの国際線も運航しており、次の目的地へ移動する際にも便利です。
他にはラセイバやプエルトレンピーラの空港も主要な国内線の空港で、特にグラシアスアディオス県へは陸路ではなく、プエルトレンピーラの空港を利用した空路での移動が一般的です。
世界一着陸の難しい空港と呼ばれることもある、首都のトンコンティン空港。
バイア諸島県(ロアタン島やウティラ島など)へは、ラセイバからフェリーを利用するのが一般的です。現在、ホンジュラスの主なフェリー会社は2社あり、ロアタン島とラセイバには専用のフェリーターミナルが整備されています(2026年4月時点)。
これらのフェリーは大型で、カリブ海は比較的穏やかな海域ですが、季節や天候、潮の影響で波が高くなることもあります。船酔いが心配な方は、事前に酔い止めを準備しておくと安心です。
また、小型船も運航されていますが、この海域では時々海難事故が発生しています。そのため利用する際は、信頼できる船かどうかや、安全装備の有無を確認し、必ず救命胴衣を着用して乗船しましょう。
ウティラ島のフェリーターミナル。